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(出典:しまねブランド推進課 しまねの伝統工芸より) |
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■出雲民芸紙出雲地方は、和紙の原料になる、「コウゾ」、「ミツマタ」、「ガンピ」が豊富に生育するために紙づくりは天平時代にさかのぼるといわれ、江戸時代に隆盛をみた。昭和初期、県内で民芸運動がさかんになった折、八雲村では江戸中期から漉かれていた「ガンピ」紙を再現した。これが出雲民芸紙のはじまりである。「人間国宝」故安部榮四郎らの提唱により再現された後は、着色紙や着色模様の紙もつくられるようになった。版画用紙やはがき、名刺などその種類は実に豊富であり、用途によって原料や漉き方を変えている。特に雁皮紙は、光沢があり防虫効果も優れているので、保存文書に適している。柔らかな風合いでありながら丈夫で長持ちするのも特徴のひとつ。 【製造過程】煮熟→水拱→打解→抄紙→乾燥 【主な製品】雁皮紙・三椏紙・楮紙 |

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■勝地半紙桜江町では室町時代から和紙がすかれていたといわれ、江戸時代には津和野藩の特産物として盛んに生産された。勝地半紙は、地元で採れるコウゾの皮をはぎ、煮熟・打解の後で一枚ずつ丹念にすきあげ天日干しなどで乾燥させた強靭な和紙のことをいう。パルプやワラなどで作られた用紙に比べて色合いはやや暗いものの紙質が強いため、障子紙、包装紙、台帳をはじめ、神社の祭典用紙にも利用されている。最近では、封筒や便箋といった製品、さらに太鼓張りや面、人形など工芸品の材料としても需要が高まりつつある。また、和紙のウエディングドレスを発案・制作するなど、新たな分野への挑戦も始まっている。 【製造過程】椿蒸し→白皮造→煮熟→叩解→漉き上げ→乾燥 【主な製品】半紙・障子紙 |

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■石州半紙万葉歌人・柿本人麿呂により奈良時代から始まったとされ、江戸時代には、浜田・津和野両藩において盛んに生産された。昭和44年に国の重要無形文化財に指定されている。石州半紙は、繊維が長く幅が太く、また非常に強靭であり粗剛でたくましい地元産の「コウゾ」を原料にして作られる。漉きの段階で、同じく地元で取れる「トロロアオイ」の根の粘液を使用することにより、紙床から紙をはがしやすくしている。製品は、強くて粘りがあり、色紙は黒っぽいが書いて字がにじまないのを特徴とする。現在、書籍・書道半紙・短冊・名刺等、多種多様の用途がある。強靭で光沢のある品質は、日本の手すき和紙では最高の水準にある。 【製造過程】削皮→煮熟→ちり取り→打解→抄造→乾燥→選別 【主な製品】半紙・障子紙 |

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■石州和紙万葉歌人柿本人麻呂により奈良時代から始まったとされている。石見では地元の良質な「コウゾ」と恵まれた水質により雅味に富む独特の和紙が生産されてきた。特徴は、弾力のある強靭性であるにもかかわらず驚くほどの軽さと柔らかな肌ざわりを持つことである。また、黄味かかったその色合いが、時を経るにつれ白く美しくなっていく。漉く際に最も配慮されるのはゴミの原因となる「コウゾ」の表皮を排除していく点で、「コウゾ」100パーセントで全くゴミの入っていない「みざらし」と呼ばれるものが最高級の品質とされる。長期保存に耐えるため、美術工芸品や書籍として、また近年は地元の小学生らが自分の卒業証書を漉く等、広く利用・愛用されている。平成元年に国の伝統的工芸品に指定された。 【製造過程】削皮→煮熟→ちり取り→打解→抄造→乾燥→選別 【主な製品】書道用紙・障子紙・色紙・封筒 |

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■広瀬和紙寛文8年(1668年)、広瀬藩が藩札を発行するため祖父谷に御紙屋を設けて作り始めたといわれている。万延元年(1860年)頃より岩佐忠佐衛門によって農家の副業として広瀬において普及し、最盛期(明治30年頃)には県内はもとより遠く北陸方面まで出荷された。原材料は、繊維が長く強い「楮」・楮より光沢がある「三椏」・繊維が短く平滑な「藁」・虫がつかないといわれる「厂皮」を使用している。漉きの段階で、漉き舟に原料とトロロを加え一枚ずつ漉く。漉き方としては、「流し漉き」と「留め漉き」があり、漉いた紙は板に張り付け天日乾燥する。これら製作工程は全て寛文時代より受け継がれるもので、出来た上質の和紙のなかでも特に祖父谷紙や藁半紙が有名。 【製造過程】煮熟→打解→漉き→乾燥 【主な製品】着色紙・藁半紙・画仙紙 |

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■松江筆江戸時代(1686年)京都御所の筆づくりの技を導入し作り始められ、今日まで幾多の先人の努力と熱意に支えられ作り続けられている。山陰では唯一の毛筆製造業である。松江筆は、作ろうとする筆に応じた原料毛を取り揃える毛組から始まり、毛のくせや油気をもみがらの灰を使って除去する毛揉み、その毛を寄せ揃える毛寄せ、所要の寸法に切って筆形に組み合せる芯組、筆の芯を作る筆立てなど約10の工程を経て仕上げていく。ヒツジ・タヌキ・イタチなど使用する獣毛により弾力性や粘着力が変わってくる。また、産地や気候などにより毛の持味が異なる。松江筆は全て手作りでていねいに仕上げ、書きやすい筆を目指している。 【製造過程】選毛→毛揉み→毛寄せ→毛組→芯立て→上毛掛け→糸締め→軸作り→穂首附け→仕上げ 【主な製品】毛筆 |

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